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何年か前、スタイルメントデザイン研究所という組織がありました。
今思えば都合の良い名前でしたね。
何を研究したのかといえば、、、、。
結果からすれば、情熱はあるが、まだスキルの無い若者を集め、素晴らしいデザインを効率良く生み出す組織は完成するか?だったわけです。
集まった彼らからすれば研究所というか虎穴だったという。
スタッフはそれぞれの虎児を得たというわけで。
今考えると、この名ばかりの研究所は凄かったな。
2004年12月完成だったと思います。実際の稼働は2005年1月から2006年3月くらいまでだたっと思います。

(当時発売されたばかりの岡村製作所のコンテッサ。とても快適。)

(天井高6mくらいの所に工事現場用の足場を使って本棚を組み中二階を制作しました。友人であるインテリアデザイナーの井上桂君にデザインしてもらいました。実は彼には初期の本社のデザインもしてもらいました。)

(床には椰子の絨毯を使用、とても高価でしたが、雰囲気はなかなか良い感じでした。)

(蛍光灯を入れなかったらスタッフにはちょっと不評でした。僕は好きなんですけどね。)
当時、僕の日課は本社出社前に研究所に寄ってスタッフと朝のミーティングでした。
どうしたらモチベーションを高め、良い仕事をして貰えるようになるんだろう?
僕自身が研究所に使える時間は、一日わずかの時間でしたので、効率よく仕事をしてもらう仕組みが必要だったのです。
結論から言えば当たり前の事をあたら当たり前に行う事でした。
僕らデザイン会社スタッフはなんとなく、遅くに来て自分の仕事を黙々とこなし、夜遅くまで仕事をするみたいな事が日常茶飯事だった。
当たり前のこととは、仕事に入る前に全スタッフで朝のミーティングをしっかりと行う事でした。いろいろと試行錯誤がありましたが、「タスクの確認」「昨日の反省」「グッド&ニュース」というメニューに落ち着きました。
「タスクの確認」
全員の一日のタスクを確認します。スケジュールで問題があればここで解決します。リーダーの手腕と全員の協力がモノを言います。
例えば、徹夜に成りそうなタスクが合ったとして、それは何故徹夜に成るのかの理由を聞いて、他のスタッフと仕事を分け合うことで徹夜回避を行ったり、リーダーがディレクターと話をしてスケジュールの調整をお願いしたり、その日のチームの状態を確認するのが、このタスクの確認です。
このタスクの確認をしっかりと行うことで研究所で仕事の効率が桁違いに良くなっていきました。
リーダーの一番大切な仕事と僕は思っています。
本人には気づかないちょっとした気遣いがリーダーに求められています。
次に「昨日の反省」
1人ずつ昨日の仕事の中で反省すべき所をあげ、その解決策を述べる。最初のうちは、「昨日失敗してしまったので、次はガンバリます。」みたいな発言が多かったのですが、これは全然反省に成っていないんです。
例えばこんなです。
担当A:「昨日は2時間でデザインを終わらそうと思って、出来たのは出来たのですが、何となくしっくり行きませんでした。次は頑張ります。」
リーダー:「それじゃあ、次はどんなふうにがばるんですか?」
担当A「、、、、、、。」
リーダー「では誰か他の人」
担当B「アイディア出しの案数が少なかったんじゃなかったのかな、、、10案は必ず出すとかにしてみたらどう?。」
リーダー「他の人は?」
担当C「2時間あれば出来ると思っていた所を4時間かけるようにするってのは?」
リーダー「担当Aさん如何ですか?」
担当A「わかりました。ありがとうございます。」
こんな具合です。
この「昨日の反省」は壁にギッシリ貼っていました。
それはダサかったけどとっても良かったと僕は思っています。
スタイリッシュなオフィスにダサイプリントの壁。インパクト有りました。
幾つも同じ反省が出てくるとそれをまとめてルール化してダサくプリントアウトして貼っていたのですが、それでもやっぱり人間だから何度でも同じ間違いをするんですよ。
面白いもんです。ある本で読んだ記憶によると人間は同じ間違いを7回するらしいです。だから仏の顔も3度までって言うのはちょっと短気な仏さんだと思うんです。
「個人の反省を全員のものと捉える」ことで効率を上げていたんです。
最後は「グッド&ニュース」
昨日の良かった事やニュースで仕事に関連有りそうな事探してを話すんです。最初は反省で終わりにすると辛いから、良かったことを話そうとしてスタートしたんですけど、結構これが出てこないんです。だから途中からニュースを付け加えたら、みんな話をするようになって、結構良い感じで朝のミーティングを終えることが出来るようになりました。
でも最近グッド&ニュースは仕事とは関係の無い話をしている事が多い気がしていますが、、、、。でも暗く終わるより笑い声で終わる方がいいので、リーダーにお任せです。
この研究所は、あっという間に業績があがり、とうとう研修所的な役割もするようになりました。
本社のスタッフを交代で2週間体験させたりして研究所の文化を本社のスタッフにも体験してもらっうようなところまで出来てきました。
ほんの10坪くらいしかなかった所で、3人でスタートした研究所でしたが、閉鎖を決めた1年後には10人を越すスタッフがすし詰めで、とても活気のある場所になりました。
ここで生まれた朝のチームミーティングいまでもしっかりと行っています。
僕がよく分かったのは当たり前の事をしっかりとやる事って簡単そうに見えてとても難しい事なんだなと。
今みたいな時代だからこそ、あの時の研究所みたいな組織が懐かしく思えてきますが、「良い仕事をしたい」と思う気持ちと「助け合う心」が有ればどんな時代だろうと怖いモノはないな。と思う今日このごろ。
でもでも、まだまだ頑張ります。
2009年02月06日 01:23
スタイルメントはデザインプロダクションです。
設立してそろそろ13年たつところです。
ある日、今年度の新卒I君にクライアントとのデザイン勉強会で少し発表をする機会を作ってみたんです。
何事も経験ですからね。
それはあっと言う間の出来事で、社長の私からするとクライアントとスタイルメントとの未来が一瞬にして吹っ飛んで無くなってしまうのではないかという衝撃の感覚を味わう事になりました。
人に物事を伝えることで大切なのは「正しいこと」を伝えるという事だと思うんです。それに必要なのが大まかに言えば、「事実」と「感想や思い」だと思うんですよね。
例えば、ある食べ物があるという「事実」と、誰かにとっては「おいしそう」でも、ある人にとっては「こんなもの人間の食べ物じゃない」と思う「感想や思い」があるわけで、大切なのが何れも事実を元にした「正しいこと」なわけで、それが、クライアントとスタイルメントの共有する共感だったりすると、さらに素晴らしい関係性が作れるという事になるんですよね。
そうそう
仕事で最も大切なのは、「お互いの関係性を理解してそれを大切にする事」だと思うんです。
そこで「テレアポ道場」を開いたと言うわけです。
そうなんです。全く見ず知らずの人へ電話を掛け、関係性を理解し、信頼関係を築き、その後は、一生の関係作りが出来ないだろうかというのが、本当の意味です。
「テレアポ道場開設への道」
道場入門者を募る:募ってもみんな恥ずかしがって手を挙げないので、ここは半強制で、モバイルデザイン研究会からピックアップしました。ある意味可哀想、ある意味とても幸せなスタッフ達です。
バイブルを決める:テレアポ未経験な私が指導するために、本を2,3冊読んできめました、「10秒で決めるテレアポ&電話営業術~相手の心をつかみ、売上げを驚異的にアップさせる方法」を配布。良い本です。決め手は「ガチャギリされたら感謝する事」と書いあった事です。何事にも感謝することが大切。方法論よりも大切な事はいっぱいあります。
時間を決める;スタイルメントの出社は10時ですので、道場の朝は8時30分に始まり10時には終了です。始めた当初は週3回やっていましたが、いまは週2回にしています。そうそう、道場はあくまで自由参加という強制労働なんです。
道場カリキュラム:道場の朝は掃除からはじまります。一生懸命、汗がでるまで掃除をします。9時から稽古開始という段取り。
稽古内容
まずは「朝の気づき」から:掃除をしながら気づいたことを1人づつ話をしていき、もっと会社をよくするにはどうしたらいいのかを話し合います。
テレアポ報告:前日までに電話をした会社の報告をしてゆきます。
ロールプレイ:みんなの前で電話の掛ける練習をします。
スタ:「プルブル、プルプル」
相手:「はい、野村商事です。」
スタ:「スタイルメントの○○と申しますが、社長様いらっしゃいますでしょうか?」
相手:「どのようなご用件でしょうか?」
スタ:「御社のHPを拝見させて頂き、、、、、、。」
と、こんな感じですが時には前日の電話で難しいことを言われた時にはそれを再現して、皆で何が問題なのかを探って行きます。
テレアポで仕事を頂くという事はとても難しいことだと思います。相手はどんな会社で、何を強みに社会に存在をしているのか、スタイルメントはその会社に対して何を提供出来るのか?その結果は誰がどのくらい喜んでくれるのか?そんな事を少しずつ理解していき、受注に向かって邁進するのである。このテレアポ道場も目標はデザインのお仕事の受注ではあるが、もっと大切なのか相手との信頼関係をつくり、それを継続させる事なのです。
それは、相手の気持ちを理解し、共に気付き、共に考え、共に悩み、共に成長してゆこうと思う気持ちを心の底から考える事では無いかと思うんです。
さてさて、もうちょっとだけ頑張るぞ、「テレアポ道場」。
2009年02月17日 21:47
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不都合な真実
アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳) |